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スタッフブログ

大阪市S様 F10 エアコン異音他修理

BMW専門店スパークオートの津村です。
今回は初めてご依頼いただいた、大阪市のS様からの修理依頼です。
エアコン使用時に室内で音がするとの事で、以前ディーラーで診て貰ったそうなのですが、あまりちゃんと診て貰えなかったのと、症状についての説明もなかったそうで診て欲しいとの事でした。
ディーラーさん曰く、ブロアが砕けているんじゃないですか?との見解だったそうですが、音を確認してみるとブロアからの音で間違いはなさそうですが、何か異物が入っているような音でした。
そこでブロアユニットを分解してみると・・・
ブロア内部に葉っぱが入っておりました。
音の原因はそれだけだったのですが、通常このような大きなゴミはブロア内部に入りません。
何故入ったのか?
ブロアユニット上部の外気導入口のフィルターが破れておりました。
このフィルターですが、部品設定がフィルターのみはなく、上部のケースごとの交換となりました。
エアコン関連ではこのような状態でしたので、ゴミや埃も通常より多く侵入しており、ご了解の上でエアコンフィルターも交換させていただきました。
上2枚が外したフィルターで袋に入った下のものが新品です。

続いて、右後部席足元の雨漏れの修理です。
この手の漏れはBMWは時々見受けられるのですが、原因のほとんどの場合、ドア内部のインシュレーター剥がれによるものです。
今回も多分それではないかとお話していると、そこは先日ディーラーで治して貰ったので別の箇所から漏れているのでは?とのS様からのお話でした。
どの部分からの漏れにせよ、場所を確定しないで憶測では修理出来ないので、車両に水をかけて点検をしてみました。
すると、やはりと言うか右リアドア内張り下部から水がたれて来ています。
内張りを外してみると・・・
やはりインシュレーターが剥がれていました。
前回修理したんじゃ?と思ったら。
矢印部分のドア内張り取り付けクリップの取り付け穴がブチルテープで塞がれていました。
当然内張り側にはクリップがありません。
前回はどうもこの部分を修理?したようです。
と云うか、クリップ1個ちゃんと装着すればこのような小細工しなくても済むのですが・・
ブロアの事と言い雨漏れの事と言い、何かちゃんと修理出来ない事情でもあったのでしょうか?
本当にディーラーさんの対応であればちょっと酷い気もします。
兎に角修理です。
一度インシュレーターを全て剥がし、残ったブチルテープは綺麗に除去した上で新しいブチルテープを貼り付けます。
インシュレーターは剥がす時に破れてしまう事があるので、今回はインシュレーターも新品に交換する了解をいただきました。
新品のインシュレーターをブチルテープがきちんと付くように圧着して、ドア内張りの足りないクリップは部品を取り寄せて取り付け致しました。
念のため、全てのドアについて雨漏れがないかチェックして完了です。

そして最後は、灰皿の蓋がカパカパ・グラグラで治して欲しいとの事だったので外して確認です。
蓋の取付部が割れてしまっていました。
新品部品を取り寄せて交換致しました。
それで全ての修理完了となり、無事お車をお返し出来ました。

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