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スタッフブログ

BMW E46 330i クーラント漏れ修理

BMW専門店スパークオート メカニック 門田です。
大阪市のN様のBMW E46 330iBEAMコンプリートについてです。
走行中にエンジンから煙が出てクーラントが焼ける臭いがしたという事で、ご入庫となりました。
まずは、クーラントの漏れている場所の特定からです。
ラジエーターキャップを外し、専用工具で、加圧します。しばらくすると、どこからか、クーラントが漏れてきます。
上から確認する限りでは、どこから漏れているのかわかりません。そこで、鏡を使って見えにくいホースの裏側や、冷却水系統の部品の裏側・下側などを確認します。
すると、ウオーターポンプの取付面から「ジワリ、ジワリ」とクーラントがにじみ出ています。原因は、ウオーターポンプのシールが弱くなって漏れているようです。
場所の特定ができると、次は、見積もりです。
出来れば、冷却水系統一式の交換が望ましいのですが、けっこう高額な見積もりだったので、今回は、漏れているウオーターポンプ周辺のみの交換という事で、N様に了承を得ました。

漏れたクーラントがアンダーカバーに溜まってます。
けっこう漏れてます。
このまま、気づかずに走行すると、オーバーヒートを起こしてしまいます。
オーバーヒートすると、最悪の場合、エンジンの載せ替え、もしくは、エンジンのオーバーホール(分解整備)になります。

左の写真は、ウオーターポンプの周辺を上から撮影したものです。
まったくと言っていいほど、ウオーターポンプは、見えません。
見やすいように、作業しやすいように、周辺の部品を外していきます。

左の写真の赤丸のプーリーの裏側にウオーターポンプはあります。
この時点で、パワステベルト・A/Cベルト・ラジエーターホース・ラジエーターファンは、外れています。

プーリーを外し、やっと目的のウオーターポンプ本体までたどり着きました。
ここまで来ると、後は10mmのナットを4コ外し、本体ごと交換します。
交換が終わると、外した部品を復元し、クーラントを入れます。
しっかりと冷却水系統のエア抜きを終わらせると、再度、加圧して、漏れのチェックです。
漏れがないことを確認して、今回の整備は、終了です。

N様の場合、お車に異常を感じて、すぐにご連絡いただいたので、大きな修理にはなりませんでした。
このように、少しでもおかしいと感じたときは、ご連絡ください。
「もうちょっといいか!」などと、放って置くと大変な事になりかねません。修理代も、かなり掛かることになります。
ちょっとしたことでも、ご相談ください。

クーラント漏れに関する記事はこちら↓
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BMW/MINI専門店スパークオート 門田でした。

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