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2009年、日本の新車販売は31年ぶりに500万台割れ

2009年、トヨタのハイブリッド車「プリウス」が、日本での車名別新車販売台数でついにトップに立ちました。そして、ホンダのハイブリッド車「インサイト」もトップ10入りするなど、この2台が「エコカー」時代の流れをけん引しました。しかし一方、日本自動車販売協会連合会などが発表した軽自動車を含む国内新車販売台数は、前年比9.3%減の460万9255台にとどまりました。新車の販売が減少するのは5年連続です。しかも、500万台を割ったのは1978年の468万台からなんと31年ぶりのことでした。

 新車販売が落ち込んだ原因は、世界同時不況による影響で2009年上半期に数字が激減したことにあります。2009年下半期は、エコカー減税と補助金制度の効果により、わずかに回復に向かいましたが、結局500万台に乗ることはできませんでした。

 軽自動車を除く普通車は、前年比9.1%減の292万1085台で6年連続で前年割れとなりました。しかも、300万台を下回ったのは38年ぶりのことで、これも1971年以来でした。一方、軽自動車も、前年比9.7%減の168万8170台で、3年連続のマイナスとなりました。

 日本自動車工業会では、2010年の軽自動車を含む新車販売台数は479万8400台と見込んでいます。買い控えで激減した2009年の反動で、6年ぶりに前年を上回ると予想しています。しかし2010年も、いきなり大きな数字で例年以上に挽回するのは難しいと、どのメーカーとも考えているようです。

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