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スタッフブログ

BMWのエンジンオイル選び

こんにちは津村です。
当社ではエンジンオイルはバルボリン社のオイルを使用させていただいていますが、常に在庫しているのはBMWの指定粘度にあった100%科学合成オイルのみです。
しかし、それで全ての車にマッチングするかと云うとそういうものでもなく、メーカーの指定粘度と云うものは絶対これでないとダメってものでもありませんので、実際にはお車の使用のしかたによっても変わります。

レジャーや通勤等の日常の足に使うのであればメーカー指定でも構わないのですが、同じ粘度でもオイルメーカーやグレードで性格が違っていたりします。
カー用品店等でオイルの缶に10W40等の表記がありますが、これが粘度指数で10WのWの意味は冷えている時、特に冬場の粘度を指していて、この数値が低い方が始動性は良くなります。
40がオイルの粘度で、これが低いと柔らかく高いと固いオイルになります。
この辺りの粘度の選定は実際問題オイルを色々試して選ぶしかないのですが、冬場かかりが今ひとつな時は下の数値を下げてみるとか、オイルの減りが激しいとか車齢が高い等の場合は上の数値を上げてみるのもいいかも知れません。
実際に個人的に使ってみたオイルの中で感想を書かせていただくと、A.S.HのFSは滑るようなレスポンスの良さが特徴でオイルの劣化も少ないので交換サイクルは伸ばせます。
かなりエンジンをぶん回してもガサつきは感じず安定しています。

レスポのVタイプは下からのトルクが出る感じで、こちらもオイルのヘタリは少ないようで交換まで性能低下は感じませんでした。
又、若干程度のエンジン異音は中の添加剤の特徴である程度小さくなったりするかも知れません。
こちらもかなりぶん回してもガサつきは感じません。

今回のオイル交換で少し妥協して買ってしまったカストロール(笑)
カストロール史上最強の油膜と云う謳い文句で液体チタンが添加剤で入っています。
レスポンス的にはレスポのVタイプと同じ液体チタンが入っているからか、レスポのVタイプに近い感じです。
トルクはあまり変化を感じないと云うか、まぁ普通って感じです。
ぶん回すと少しガサつきを感じるけど、ちゃんと保護してる感じはします。
交換サイクルはまだ入れたばかりなので何とも言えませんが、おそらくは平均的なオイルと同程度のモチだろうなって想像しています。

個人的に自分の乘り方や自分の車に合ってるのはアッシュとレスポかな?と思うのですが、次回の交換で試してみようと思っているオイルがあります。
バーダルのシンセテックパルサーN
このオイルは今話題と云うか、最先端のフラーレンC60が添加されたエンジンオイルです。

これはサッカーボールのような12面体の構造を持つ炭素の結晶で、市販の多結晶ダイアモンドより硬い性質を持っているのですが、簡単に言えば超微粒子のベアリングがエンジン内部の作動部の隙間に入り込んでスムーズな動きを実現するって感じでしょうか?
レスポは軸を浮かすタイプのものなので流体ベアリング的な役割をするのですが、こちらはそのものずばりベアリングとなるわけですね。

こんな感じでオイルにも色々と性格があるので自分にピッタリなのを選ぶのも楽しいかも知れませんね。

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