枚方市K様　BMW120i車検整備

本日は枚方市のK様120iの車検整備をさせていただきました。
ご依頼事項でオートマチックトランスミッションフルード（ATF）の交換をご依頼いただいていましたので交換作業です。
走行5万キロ弱ですが、それなりに汚れています。

新しいフルードを入れて循環させます。
2回程繰り返しますが、これには油圧系統の洗浄と、抜いただけでは全て抜けるわけではないので繰り返す事で新油の割合を増やす目的があります。

その後、オイルパンを外てフィルターを交換します。
当然、オイルパンガスケットも新品に交換します。
オイルパン及び鉄粉取り用の磁石も綺麗に洗浄します。
今回はGM製のATだったので、オイルパンとフィルター別体の為、オイルパンの交換は必要ありません。
フルードの注入は温度管理が必要なので、テスターがないと出来ません。
30度以上50度を超えない範囲の温度で油量を調節します。

今回は撮影のしやすさと作業性を優先してミッションマウントを外して作業しました。

注入口から少しオーバーフローする程度まで入れば注入口を締め完了です。

もう一つご依頼事項でステアリングの擦れ音の修理をご依頼いただいていたのですが、音が気になってお客様ご自身でシリコンスプレーを大量に隙間に入れたようでした。
最近の車は、ステアリングの隙間からグリス等入れても、ステアリングとコラムカバーが擦れている以外は無意味です。
グリスをささないといけないのは、この穴の周辺部なのですが、スプレー等ですると、舵角センサー内部に入り込み故障の原因になります。
今回はエアバックのスパイラルケーブルもグリスまみれになっていたので、舵角センサーのリペアキットと併せて交換させていただきました。
この辺りは安易に触らない方が良いので、何か気になる音がしていたらまずご相談下さい。