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スタッフブログ

BMW E46 ハブベアリング交換

本日は走行中の唸り音の修理をご依頼いただきました。
症状確認すると、右のリアホイールベアリングから音が発生しているようです。
リフトアップして確認したら、やはり若干ガタが出ています。
距離的にも15万キロ超えのお車なので、左右両方交換で了解を得て作業にかかります。
2014-09-25 11.46.48ブレーキキャリパーやディスク等余計な部品は全てはずし、ハブを抜き取れる状態にしてスライディングハンマーでハブを抜き取ります。
抜き取ると言えば聞こえはいいのですが、実際には古いベアリングは壊れます。(笑)
矢印のインナーベアリングカラーはどうしても一緒に外れるので後ほど抜き取ります。
2014-09-25 11.47.01車両側はこんな感じ。
専用の特殊工具があればこのままでも交換可能なようですが、そんなものはありませんので足廻りのアーム丸ごと外しにかかります。

2014-09-25 12.16.09どうしてアーム丸ごとなのかと言いますと、この状態にしないとベアリングが圧入なため、油圧プレスで作業が出来ないからです。
後は油圧プレスで古いベアリングを抜き、新しいベアリングを圧入します。

2014-09-25 15.38.25ハブと一緒に抜けたカラーはグラインダーで極限まで薄く削り、タガネで叩いて割り抜きます。
ガス溶接の設備があれば、焼いて抜く方法もあります。
抜けたら、アーム側に先にバックプレートを取り付けて、ベアリングにハブを圧入します。
後は元通り組んで完成なのですが、文章で書くと簡単そうな作業ですが、実際にやるとかなり時間がかかります。
特にハブをスライディングハンマーで抜き取る時は、抜けない時はとことん抜けないので翌日筋肉痛になったりします。(笑)
真夏にはあまりやりたくない作業です^^;
走行中のうなり音が気になりだしたら是非ご相談下さいね。

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