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スタッフブログ

不正改造マフラーなど自動車騒音規制に関して。

 

皆様こんばんは山本です、本日は少し普段とは違ったお話をさせて頂こうと思いますので、(私の勉強に)何卒お付き合い下さいませ。

 

さて早速ですが、ここ最近自動車関係の保安基準は、国際基準調和の観点からどんどん厳しくなる傾向にあります。

さらに、その中での騒音関係は近いうちに更に厳しくなる事が決まっています。

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マフラーの音量は、知らずに騒音規制音量を超えている物を装着し走行してしまうケース発生してしまうかも知れません。

 

もし、騒音規制に適合しないまま走ってしまうと、知っていても知らずとも

使用者には、整備命令の発令(従わない場合は50万円以下の罰金)

不正改造をした者には、6か月以下の懲役。または30万円以下の罰金。

が、課せられます。

(余談ですがときどき見かける、あからさまに不必要な大きな音を出しながら走る車やバイクを見ると、何と言うか非常に恰好が悪いの一言に尽き、笑ってしまいます。)

 

ポイントなのは、知らずとも上記の罰則が科せられる部分にあります。

そう言った場合はこういった

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インナーサイレンサーを取付ければよいのですが、ここにも注意が必要です。

溶接やリベットで取付けられている物は問題ありませんが、ボルト止め、ナット止め、接着剤等で取付けられている物は不適合となります!(もちろん車検も通りません。)

 

不思議な事ですが、こういった騒音規制を無視した排気装置(いわゆるマフラー)を平然と販売しているメーカーやショップがあるのは事実です。{口実として、エキスポート用(輸出用)やレース用などと謳い販売している場合もあるようです。もちろん本当にレース用としてのみ売り出されているメーカー・ショップさんもあります。}

検査機関のことは後述しますが、しっかりと検査機関に依頼し許可認定を取得しているメーカーやショップはいったいどうなってしまうのでしょう?(BEAMはもちろん検査機関で許可認定を受けています、BEAMユーザー様やご検討中の皆様ご安心ください!)

正直者が馬鹿を見てしまうのでしょうか?それではあまりにも不条理が過ぎます。

 

では、上でお話しした検査機関について記していきましょう。

まず、日本における検査機関は4社あり、

・財団法人 日本自動車研究所(JARI) 

・公益財団法人日本自動車輸送技術協会(JATA)

・株式会社 JQR(JQR)

・一般社団法人 JMCA登録性能確認機関(JMCA)

 

以上の内、もちろんJQRでBEAMは認証を取っています。まず認証を受けるとこういった、

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プレートがマフラーに貼り付けられ、適合している事を示します。(BEAMの実物のプレートです!)

 

その他の数字の意味はこちらの上部をご参考ください。

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(こちらはご納車の際にお渡しさせて頂いている資料です)

 

 

 

 

そして、この認証プレートを取得するまでの流れは以下の図になります。

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そうです、私も思いましたが想像以上に手順と時間が掛かるのです!そして、検査費用も結構掛かります…泣

しかし、企業としてコンプライアンスの維持をすることは、どの企業であっても一企業として当然の事です。

 

確かに、適当に作って、適当に付けて、適当に販売する事は容易です。

しかし、本当にそれでいいのでしょうか?

たかがマフラー。故障即人命にかかわる事は少ない。だけども、その人命に即係わらない部位さえ適当に作ったりするのであれば、きっとそれらを扱う資格は無いはずです。

それらを踏まえると、業界全体でもっと真摯に、もっと実直に。まじめに取り組んでいるメーカー・ショップは声を大にして、規制を度外視しているメーカー・ショップはもう一度考え取り組んでいく必要があるのではないでしょうか。

 

それでは今回はこのあたりで失礼します。乱文でしたが少しでも汲み取って頂けましたら幸いです。

 

㈱スパークオート

06-6743-0011

山本 洋平

 

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