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スタッフブログ

枚方市K様 BMW E46 320i 水温計上がりにくい点検

BMW専門店スパークオート メカニックの門田です。
今回は、枚方市K様のBMW E46 320iです。
DSC_01483月の中頃に、「高速を走ってもなかなか水温計が上がってこない」と一度ご来店されました。
ご来店時はすでに水温計は上がっていたので、お預かりしての点検になる事をお伝えして、ご入庫のご予定を決めてからお帰りになられました。
今回は、点検・修理のためにお預かりです。
お預かりした翌朝、水温計が下がっていることを確認してから、点検を始めます。
テスターで水温の上がり方をチェックします。
ラジエーター前とラジエーター後の水温を見ていくと、エンジン始動後から両方とも水温が上がっていきます。
本来なら、サーモスタットが閉じているので、ラジエーター後の水温はなかなか上がらないはずです。
サーモスタットが開きっぱなしになっているようです。
サーモスタットはクーラントを抜かないと直接点検できないので、K様にご連絡してから、サーモスタットを外します。
外したサーモスタットを点検してみると、冷えている状態なら完全に閉じていないといけない部分が1ミリほど開いてしまっています。
DSC_0146これではクーラントが冷えている時でもラジエーターを通って循環してしまうので水温は上がりにくくなってしまいます。
原因が分かったところで、修理のお見積もりを再度ご連絡します。
交換のご了承を頂き、部品を手配し交換します。
交換後、クーラントを補充しエア抜きとあわせて、テスターで水温の上がり方をチェックします。
水温の上がり方が正常に戻っている事を確認し、エア抜きを続けていきます。
エア抜きが終了後、クーラント量を調整し、作業終了です。

今回は、オーバーヒートの逆のオーバークールという症状でした。
エンジンは、暖気された状態で、本来の性能が発揮できるように作られています。
なかなか暖気出来ないことで、早く暖気させようと、燃料の量を増やしたりします。
なかには、暖気出来ないので、アイドリングが安定せずにエンジンストール(エンスト)を起したりもします。
ヒーターもなかなか効いてくれません。
ヒートしないから良いと言うわけではないので、こういった症状が出ていれば早めに点検・修理をお勧めします。

BMWの修理や点検に関することはお気軽にお問い合わせ下さい。

BMW専門店スパークオート 門田でした

 

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