BMW「120iクーペ」燃費向上で注目!

BMWの「1シリーズ」に2010年7月、

“エネルギー効率の向上”を最大のテーマに大幅な改良が施されました。

BMWの「EfficientDynamics」の理念に基づいて、エンジンだけにとどまらない、

軽量な素材の採用をはじめ、数々の先進技術を搭載するなど、

とてもマイナーチェンジでは考えられないほどの変更が見られました。

まず、『116i』と『120i』に搭載される新開発の直4エンジンには、

高精度直噴システムとリーンバーンが採用されました。この採用によって、

出力とトルクを向上させながら5ドアの『120i』においては、

燃費が約25％も向上、なんと14.4km/リットルを実現したのです。

そして「ブレーキエネルギー回生システム」にも注目。

これまで減速時に熱となって放出されていた運動エネルギーを電力として回収して、

発電にかかるエンジンの負担を低減するシステムが採用されました。

ほかにも、ステアリング操作時のみ、

エネルギーを消費する「電動パワーステアリング」をはじめ、

最適なギアポジションを表示して低燃費走行をうながす

「シフトインジケータ」をMTのみで、

さらにエンジンが必要としている

燃料だけを供給する「圧力制御式燃料ポンプ」などが新たに加えられました。

これらがすべて採用された結果、それぞれの部分で、

エネルギー効率が大幅に向上しています。新しい「120iクーペ」はすでに全世界から注目を広く集めているようです。