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スタッフブログ

東大阪市S様 E46 325i 走行中異音修理

BMW専門店スパークオートの津村です。
東大阪市のS様より、走行中異音の修理のご依頼をいただきました。
今回の異音は再現性が悪く、発生する条件も特になく、出だしたら連続的に出るのですが、出ている箇所を特定しようとリフトで車両を上げると出なくなり、一度出なくなると試運転を重ねても出てくれないと云う厄介な症状です。
走行中にしか出ない音を探る場合、怪しそうな箇所に複数取り付けて使う音診用のマイクと云うか、専用の機器があるのですが、結構いい値段するので弊社にはありません。。
こういう場合、頼りになるのは自分の経験と感のみなのですが、今回は音が確認出来たのが一度だけで、ここかも知れないとあたりはつけてみるものの、目視では特に異常もなく。。。
そんなこんなであれこれやっていると、リフトアップ状態で左リアに荷重がかかった状態を作ってみると、ドライブシャフトに若干ガタがありました。
発生時の音の感じからベアリング的な何かの異音だと思ってはいたのですが、いかんせん音の再現性が低すぎて確信が持てません。
しかし、ガタがあるのは間違いないので、内部のグリスのちょう度が下がってる可能性も踏まえて音止めグリスの使用と、グリスの詰替をさせていただくことに。
使用した音止め剤ですが、あまり酷くないドライブシャフトの音鳴りには有効なようですが、音が出ている=ジョイント交換でオススメして来たので初使用です。
よってどの程度効果があるのかは不明。。。
国産車の場合だと、等速ジョイントのみの部品設定も大体の場合はあるのでジョイントを交換した方が確実なのですが、BMWはドライブシャフトASSYでしか設定がありません。
と云うか、アウター側ジョイントは金属製カバーがカシメられており、分解出来ません。(T_T)
このためインナー・アウター共に分解・洗浄をしたかったのですが、インナーのみ分解・洗浄し、アウターは取れるだけグリスを拭き取る形で対処しました。
後は、音止め添加剤を塗って馴染ませ、等速ジョイントグリスと新品ダストブーツにて組み上げて車両に組み付けます。
今回はこれで確実に治っているとも言い難いので、その旨は前もってS様にご了解いただいた上で、これで様子見と云う事になりました。

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