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スタッフブログ

奈良県E様 F06 車検整備

BMW専門店スパークオートの津村です。
奈良県のE様がお乗りのF06がエンジンチェックランプが点灯するとの事で入庫。
テスターにて診断してみると、5番のイグニッションコイル不良で5番のインジェクター停止と出ています。
とりあえず5番コイルを中古品と入れ換えて走行チェック。
エンジンの挙動が滑らかでなく、何か他にありそうだと思っていたら、再度エンジンチェックランプ点灯。
診断をかけてみると、8番失火が入力されていました。
一度消去して再度走行してみると、エンジンチェックランプは点灯しないものの、何だか少しバラつく感じです。
この際なので車検も一緒にご依頼いただき修理する事に。
走行距離8万キロ超えなので、エアーエレメントを交換。
V8なので片バンクにつき1個、計2個交換です。
ケースはビス止めなため、交換は若干手間がかかります。
コイルは確実に1本はダメでしたが、8本全て交換でご依頼いただきました。
コイル交換ついでに少し距離的には早いのですが、スパークプラグの交換もご依頼いただきました。
プラグを外してみて5番~8番のプラグは、接地電極側の堆積物が多く良くない状態でした。
こちらが1番~4番のプラグなのですが、5~8と比べたらわかりますでょうか?
プラグは交換して正解だったかも知れません。
あとはサブコンも必要ないので外して欲しいとの事でしたので取り外し致しました。
結果、エンジンはとても滑らかに動作しており、バラツキ感もなくなりました。
一応プラグ交換中の写真です。
車検整備では、冷却水の交換とブレーキフルードの交換、下回りの洗浄を実施致しました。
このタイプのエンジンは冷却水系統がかなり複雑なので、普通に抜いて入れるだけでは簡単にエアが抜けません。
メーカー指定では、冷却水系統を真空に引いて冷却水を注入する事となっており、弊社でも準拠した作業で注入作業をしております。
ただ、一度冷却水系統を真空にするため、ホースやコネクター部が弱っていると破損する可能性もあります。
そのような場合は、真空に引かない入れ方をしても近いうちにホースやコネクターの破損は発生するものと思われるので、追加で部品交換が発生する可能性があります。
F系以降の車は基本的に冷却水系統が複雑化しており、メーカー側も真空引き後の冷却水注入を指定しておりますので、その辺りはご了承下さいね。
他にはマイクロフィルター(エアコンフィルター)の交換も実施致しました。
新旧比較するとハッキリわかるぐらい汚れています。
交換サイクルは概ね15000キロ毎です。
これから花粉の飛散が多くなる時期なので、交換した事ないな~って方は是非交換をオススメします。
最近はこれに挟んで使う芳香剤もあるようなので、交換する際にお渡しいただけば挟んでおきますよ。(^_-)
そんな感じで作業も完了し、月曜日持ち込み検査合格すれば完了となります。

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