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スタッフブログ

堺市I様 BMW E90 320iオイル漏れ修理

BMW専門店スパークオートの津村です。
堺市のI様からのご依頼で、BMW E90 320iのエンジンオイル漏れ修理をさせていただきました。
今回もN46エンジンの定番箇所なのですが、シリンダーヘッドカバーパッキン・バキュームポンプ・オイルフィルターケース・エンジンオイルパンの4箇所の修理です。
まずは上から作業していきます。
オイルフィルターケース取付部とエンジンオイルクーラー取付部のパッキンを交換します。
交換時に左上ボルト穴の横にある穴にオイルが溜まっている事が多いのですが、ここは特にオイルも水も通っていない穴なので、オイルが溜まっている場合はキッチリと清掃しておきます。
何故なら、この穴と横のボルト穴は通じているので、オイルが溜まったまま組み付けると、エンジンの熱でオイルが膨張してネジを伝って外部に出てきます。
せっかく漏れを治しても、ここを清掃してないばかりに漏れが治っていないように見えるため再整備や誤診の原因になります。

続いてシリンダーヘッドカバーのパッキンの交換なのですが、写真を撮り忘れていました。^^;
N46エンジンのシリンダーヘッドカバーの漏れの傾向なのですが、赤線の部分での漏れが多く、この部分だけボルトの間隔が長くなっているため漏れやすい構造になっています。
シリンダーヘッドカバーもプラスチック製なので熱による若干の歪みは出やすいのもあるかとは思いますが、ここだけボルトの間隔が長いのは何か理由があるのでしょうか?
他のエンジンは均等なだけに不思議です。
バキュームポンプは一度バラして蓋の部分のパッキンとエンジン側取付部のパッキンを交換します。
このバキュームポンプも漏れを繰り返しやすい部分です。
他のエンジンのバキュームポンプと構造は変わらないのに、何故かこのエンジンだけ漏れやすいです。
取付位置が排気の熱の影響を受けやすい場所だからでしょうか?
最後にエンジンオイルパンのガスケット交換です。
これは傾向的にエンジンリア右側から漏れている事が多いです。
オイルパンを外して洗浄・乾燥後新しいガスケットを装着・組み付けて行きます。
組付け作業が終わったら、漏れで汚れている箇所は全て洗浄・清掃をします。
アンダーカバーもドロドロなので洗浄します。
ちゃんと綺麗にしておかないと、漏れのチェックがやりにくいですし、後々の誤診の原因にもなるため手抜きはしません。
作業完了後のチェックはアイドリングで1時間程度と走行30分程度の後、2回にに分けてチェックして問題ないので完了となりました。

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