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スタッフブログ

BMW F30 悪質な修理

BMW専門店スパークオートの津村です。
昨日の事ですが、車検整備のご依頼をいただいたお車で、検査場に行く前にテストセンターでヘッドライトの光軸を合わせてもらいに行った時の話です。
なんか車の高さ左右で違いません?と言われ、乗っていて違和感もなかったので大して気にもとめていなかったところ、右側ヘッドライトが右側通行用のカットになっているとの指摘を受けました。
日本仕様では左上がりのパターンのはずが右上がりになっています。
このままでは当然検査に合格しませんので戻ってヘッドライトを見てみると。
アメリカ仕様のヘッドライトが取り付けられています。
並行輸入車ではよくある話なのですが、今どきドイツ車で並行輸入車って聞きませんし当然正規ディーラー車です。
なのに何故こんな事になっているのか?
考えられるのは、右フロントをぶつけたけど車両保険未加入等で安く治そうとした結果とか、同じ理由で大した事故でもないのに手放した結果、どこかのブローカーがオークションに流して利鞘を稼ぐために安く治した結果辺りではないかと。
まともに治したらヘッドライトだけでも数十万しますし、LEDヘッドライトなので国内の中古部品はタマがないに等しい程ありません。
じゃあ海外から中古部品取り寄せればいいやん?みたいな感じで修理された結果がこれなんだと思います。
こんな修理をされているので、テストセンターで左右の高さ違いを言われていた事を思い出し、念の為左右の足廻りの再チェックをしてみると、パッと見た目は何も問題なさそうに見えるのですが、よく見ると左右でタイヤとショックアブソーバの隙間が違う事が判明。
右側のショックアブソーバの部品番号ラベルをよく見るとF20の文字が。。。
部品番号から車種を特定してみても、やはりF20用のショックアブソーバです。
つまり1シリーズのショックアブソーバが装着されています。
車種をまたがって同じ部品が使われている部分もあるにはあるのですが、この箇所は形状等は同じなので装着は出来るのですが長さが違うので片側流用なんて以ての外です。
以前にも4シリーズで似たような修理をされているケースがあったのですが、いくら中古部品がなかったからってこういう治し方はやめようよ!って言いたいです。
それならせめてコニーやビルシュタイン等のフロント一台分セット等のショックアブソーバを使えばいいのに。
もしもこんなケースでお困りの場合は是非ご相談下さい。

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