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スタッフブログ

滋賀県K様 BMW F10 523d エンジン始動せず修理お預かり

BMW専門店スパークオートの津村です。
少し前、滋賀県のK様からエンジンがかからなくなったとの事で緊急搬送。
現車を診てみると、クランキングはするがエンジンがかからない状態です。
エンジンはディーゼルなので燃料が来ていないのか燃圧がひくいのか?と考えたのですが、診断機を繋いでみても大量のエラーが入力されており原因を絞り込むのが困難な感じ。
とりあえず燃料ポンプが動いているのか確認してみると、動いているようではあります。
ただ燃料系統のエラーが低圧側と高圧側で出ている事柄が異なり、一方では低い一方では高いと要領を得ません。
何かしらモジュールに問題があっておかしな事になっている可能性を考え、燃料ポンプコントロールユニットを診てみようとトランクフロアをめくってみると。。。
金魚でも飼えそうな程に水が溜まってる!
ですが、燃料ポンプコントロールユニットは水に浸かっておらず大丈夫なのか?と思いつつケースを開けてみると。
赤丸の部分のコンデンサーがパンクして焼けています。
さらに。
矢印の所2箇所が白く焼けていたり、緑錆が出ていたりで燃料ポンプコントロールユニットが駄目です。
これ以外に同様のロケーションにあと3つモジュールがあるのですが、その3つはケースがバラせない構造のため目視チェックは出来ません。
ただ、HSRコントロールユニットは3分の1程水没しており、他の物も湿気による結露で濡れています。

実際問題、大量のエラーが記録されているので、他の3つも併せて合計4つのモジュール交換をした方がベストであろうとの判断になりました。
そこそこ高額な見積もりになりましたが、ここ以外にも何らかの影響が出ている可能性は否定出来ない状態です。
何にしろ修理を進めて行かないことには何とも言えず、とりあえず4点のモジュール交換はご了解いただきました。

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