title image

スタッフブログ

大阪府K様 BMW E90 330i エンジン警告灯点灯修理

BMW専門店スパークオートの津村です。
今回はエンジン警告灯点灯でご入庫のお車の修理です。
一言でエンジン警告灯と言っても点灯する原因は色々あります。
どの系統の不具合なのかは診断機を繋げばおおよそわかりますし、不良箇所がズバリ出る事も良くある事です。
しかし、より確実な修理をするには、エラー表示されている系統の配線図なりを参考に絞り込んで行く事が肝心です。
単純にセンサーやアクチュエーター等の電気系統のトラブルであれば、大体の場合は測定機器等を使って追って行けば治せはするのですが、メカニカル的な事が原因で制御範囲を外れて警告灯が点灯している場合等は、その系統の構造や動作が理解出来ていないといけませんし、経験と感も必要になってきます。
今回のエラーはよくある2次エアの吸い込みによる空燃比制御のエラーだったのですが、このような場合は何処から吸い込んでいるのか特定する必要があります。
単純にダクトが外れていたり破れていたり、吸気系統で何処か割れていたり目で見て単純にわかる場合は楽なのですがそうも行かない事も多いわけで。
こういうトラブル用にスモークテスターなるものも存在はするのですが、持っている整備工場はあまり見た事がありません。
かくいう弊社もそんなものはないので、目視で確認出来る範囲に問題がない場合は経験と感勝負になったりもします。
で、結局今回は何処が悪かったのかと言いますと、クランクベンチレーション系統の不良でした。
この部分はインテークマニホールドを外さないと確認しようがないので、どうせインテークマニホールド外すなら距離も加味してベンチレーションバルブ・ホース総換えです。
実際問題があると確認出来たのは、シリンダーヘッドカバー~ベンチレーションバルブ間のホースの割れだったのですが、10万キロ近いE90なのでこの一式は確実に交換しておいた方がいいです。
エンジンは特に調子悪くないけどエンジンチェックランプが点灯するお車はこの部分の不良かも知れません。
何にせよチェックランプ点灯したらお気軽にご相談又はご来店下さいね。
ところでこのお車オイル漏れが結構酷いようなので、そちらの修理のご依頼もお待ちしております。

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください