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4WDのお車はタイヤ交換時4本交換が基本です。

BMW専門店スパークオートの津村です。
本日は4WD車のタイヤ交換について少し。
4WD とは日本語で4輪駆動車の事ですが、通常の2WD車は前又は後の2輪のタイヤを駆動する事で走行しているのに対して、4WD車は4つのタイヤを駆動して走行する方式の車の事です。
2輪駆動であれば前又は後のタイヤが減れば減っている2本だけ交換でOKですし、左右のどちらか1本のタイヤが駄目になった場合も1本だけの交換で良いのですが(厳密に言うと駆動輪に関しては2本同時が好ましい)、4輪駆動車の場合は2輪駆動に比べて動力伝達機構が複雑なため、1本だけの交換や前後どちらかの2本だけの交換はNGです。

条件的にそれがOKとされるのは、交換を必要とするタイヤ以外のタイヤが新品同様の場合に限られます。

例えば後のタイヤがスリップサインが出ていて、前のタイヤはまだ少し使えそうな感じだったとします。
そのような場合、消費者的目線で行けばスリップサインが出ているタイヤだけ交換して節約したい気持ちになりますよね?
でも4WD車の場合は前後のタイヤの減り具合に極端に差がある状態にすると、トランスファー(又はセンターデフ)に負荷がかかり車両火災や破損による走行不能に陥る事もあります。
各メーカーでも注意喚起されていますし、国土交通省HPでも注意喚起されています。

タイヤ交換は安い買い物ではありませんが、ちょっとした節約のつもりだったのが後に高額な損害になって却って来る事もあります。
交換するタイヤも違うメーカーを混ぜて使用したり、トレッドパターンの異なるタイヤ同士の組み合わせ等はNGです。
なので4WDのタイヤ交換は必ず4本で交換と心がけて下さいね。

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