title image

スタッフブログ

大阪府S様 BMW F10 528i BEAMコンプリート EPS配線修理

BMW専門店スパークオートの津村です。
大阪府のS様より、縁石で下をぶつけてステアリング異常の警告が出たとの事で緊急搬送。
入庫時にはすでに警告は出なくなっていましたが、車両を上げて点検してみることに。
EPSのメインの配線にモロに当たったようで配線がへしゃげています。
アース側の黒い線は若干被膜も切れています。
また、モーターからステアリングギア本体に繋がっている配線のカプラーが割れており、ロックがされていない状態になっていました。
警告が出た原因は、このカプラーのロックが割れた事でコネクターが動き一時的な接触不良を起こしたためと思われます。
モーターのケースにも当たった形跡がありましたが、若干擦った程度のようでケースに割れ等もなさそうなので大丈夫そうです。
太いメインの配線は補修で対応する事にしたのですが、カプラーの割れは出来ればカプラーを交換しておきたいところ。
そう思っていたのですが、どうもこのカプラーEPS本体の構成部品になるようで単品で出て来ません。
でも、これだけで治せる物なのにEPSを丸ごと交換しないといけないのはいくらなんでも。。。
なのでカプラーに書いてあるカプラーメーカーのパーツ番号や、カプラーの形状がわかる写真等も併せて部品商やBMWに調べて貰ったのですが不明な様子。
こちらでもカプラーメーカーの番号を頼りにカプラーメーカーのカタログや海外のサイト等調べてみるも不明。。。
どうにもならないので抜けたりしないように接着固定で対応する事に。
相手側のカプラーも同時交換出来る構造の物であれば、入手可能な汎用品で対応する事も可能なのですが、相手側が交換できない構造の物はこんな時どうしようもありません。
幸いにして今回はコネクター部は生きていたのでそれでも何とかなりましたが、そうでなかったら本当にパワーステアリングギア丸ごとの交換になっていたかも知れません。
意外と自動車って下廻りの防御は薄いのに、下廻りをぶつけると一瞬で走行不能に陥りやすい部分が何箇所か存在します。
これはどんな車も同じくそういうものなので底をぶつけそうな程の突起物をまたいで走ったりしないように気をつけて下さいね。

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください