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スタッフブログ

L700Sミラ&ローバーミニ

本日はBMWの整備の話ではないのです(*´▽`*)ノ゛
まずは、車検でお預かり中のL700Sミラ
点検してみると、タペットカバーからのオイル漏れ・ラジエターアッパーホース・ヒーターホースからの水漏れがありました。

タペットカバーと言うのは、エンジン最上部のカバーで、合わせ目の部分に殆どの場合、ゴムのパッキンが使用されています。
国産・輸入車に関わらず、経年変化でゴムが硬化・痩せてきてオイル漏れの原因になります。
にじみ程度であれば車検は通りますが、放置しておいて良くなるわけでもないので、漏れが酷くならないうちに交換が必要です。

漏れが酷くなると排気管にたれるとエンジンルームから煙が出たり、周辺やエンジンマウントや足回りのゴム部品に付着すると、
ゴム部品の早期劣化を招いたりもします。

アッパーホースの水漏れの部分はウォーターアウトレットとホース挿入部分からの漏れでした。

このパターンの漏れは国産車には良くある漏れで、殆どの場合ホースのみの交換で対処する事が多いのですが、
ウォーターアウトレットが漏れた冷却水で腐食し、ガタガタになっている事が多いので、こちらも同時に交換するのが望ましいです。
今回はもちろん同時交換します。

又、多くの車種でこの部分に冷却水の温度調整をしているサーモスタットが入っている事が多いので、ついでなので一緒に交換しておいてもいいかも知れません。

もう一箇所漏れていたヒーターホースですが、こちらはホースのみでも良かったのですが、ミラを含むこの年代のダイハツの軽は、ホースの中間接続に樹脂製のコネクターを使用しています。
これが経年変化でもろくなり、ある日突然折れてオーバーヒート。。なんて事もあるので、予防を兼ねて交換で了承を得て外した所。。。。

すでにもろくなっていて外す時に簡単に折れましたヽ( ̄▽ ̄)ノ 
交換を奨めないでいたら、近いうちに折れていたでしょう。。。

こういう事があるので、修理や整備の依頼をする時は、その車の弱い部分や予防でしておいた方がいい整備の知識を持っている店を選ぶのが大切です。
当社の整備士は2名共国産ディーラー出身で、私は民間整備工場も経てアメ車の整備も経験して来ましたので、BMWに限らず安心してお任せ下さいね(*^▽^*)

そして、続いてはミニです。
ミニと言っても現行のBMW ミニではなく、元祖ローバーミニです。

こちらのお車は、クラッチがフニャフニャでギアが入らないとの不具合で入庫してきました。

現車確認すると、このミニはクラッチを切る部分は油圧で動かしているのですが、ミッション側のシリンダーからクラッチフルードが大量に漏れていました。
しかしこの車、現行のミニと比べてもハンパなくエンジンルームに隙間がない(笑)
その部分を外すのに、ブレーキマスターシリンダーも外しました。

エンジンコントロールユニットも脱着です。

それだけ外しても、イギリス人!どんだけ器用やねん!!と言いたくなる狭さ。。。

こいつだけのために追加で工具買いました(/_<)
工場経費ではなく個人工具としてですので請求はしませんので安心して下さいね。(笑)

外したシリンダー内部です。

かなり錆びています。
ホーニング研磨すれば使えなくもなさそうですが、径が変わったり虫食いのような錆跡になっていたり、縦に線キズが入っていると再使用不可です。

ピストン側のゴム部品を見ても状態はそんなに悪くもないので、シリンダーの状態がかなり良くないようです。
内部の交換だけして、すぐ漏れたんでは意味がないので、今回はアッセンブリー交換です。

マスターシリンダーも同様に痛んでいましたのでこちらも交換です。

こういった部分は車検等の時期に定期的にクラッチフルードを換える事ももちろんですが、定期的に内部のゴム部品を交換しておくことで漏れる事はほぼないはずです。

こういう面でも、適切な時期に適切な整備の提案を出来る整備工場選びは大切ですよ(^ー゚)

そのような提案を受けた時は、あまり渋らずに後日でもいいので整備依頼しましょう。
出費を抑えたいが為に整備をしないでいると、結果大きな出費に繋がる事も少なくありませんので。

BMW・MINI・国産車の車検お任せください!!

どんな修理でも整備でも気軽に一度ご相談下さいね。

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