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自動車用リチウムイオンバッテリーについて

BMW専門店スパークオートの津村です。
自動車でリチウムイオンバッテリーと聞くと、ハイブリッドか電気自動車を連想する方が多いかと思いますが、最近の自動車で高級スポーツカーはエンジン始動用バッテリーが従来の鉛蓄電池ではなく、リチウムイオンバッテリーが搭載されている車種があります。
BMWであればMシリーズがそれにあたります。
自動車のバッテリーを見慣れた方であれば、形状などは似ていても見た目からしてなんか違うと気がつくと思うのですが、見分けがつきにくい場合は上面にリサイクルマークとLiFePO4と表記があります。
始動用バッテリーをリチウムイオンにする利点は鉛蓄電池に比べて軽量である事、エネルギー密度が高く高い電流を流せるため始動性も良く充電も早く出来ます。
そして自己放電も少ないため、乗らない期間が長くてもバッテリーが上がりにくいと云う利点も。
自動車用に使用されているリチウムイオンバッテリーはLiFePO4つまりリン酸鉄系のリチウム電池なので、スマホやモバイルバッテリーでたまに聞く発火や爆発の危険はほぼないバッテリーです。
何だかいいことずくめな感じですがリチウムイオンバッテリーならではのややこしさもあります。

まず従来の鉛蓄電池用の充電器は使えません。
使用した場合は高確率でバッテリーが壊れます。
このためリチウムイオンバッテリーを搭載する事を想定していない自動車には搭載出来ません。
何故かと言いますと、リチウムイオンバッテリーの充電に適した充電制御がなされていないためです。
鉛蓄電池との交換で使えます的なリチウムイオンバッテリーも存在はしますが正直オススメは出来ません。
そして、万一完全放電するまでバッテリーを上げてしまった場合、鉛蓄電池であればサルフェーションさえ起こしていなければ充電すれば使えますが、リチウムイオンバッテリーの場合は二度と使用出来ません。
またバッテリーを上げた場合のブースターケーブル等での始動も避けた方が良いそうです。

上記のような事でバッテリーが駄目になった場合、これがユーザー様にすれば一番大きい事かも知れませんがバッテリーの価格がとても高額です。
バッテリーの価格のみで20万円台~30万円台かかる事になります。
こういった種類のバッテリーを搭載している車両にお乗りの場合は、自己放電が少ないとは言ってもリチウムイオンバッテリー対応の充電器を一つ購入しておくことをオススメします。
週一や毎日乗るのであれば必要ないかもですが、バッテリーを駄目にすると高額なので時々補充電する方が安心かと思います。

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