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スタッフブログ

兵庫県Y様 BMW F20 120i オーバーヒート

BMW専門店スパークオートの津村です。
盆休み前の営業最終日に兵庫県Y様からオーバーヒートでの緊急のご依頼。
時期も時期だったため、弊社まで搬送して連休明けからの作業になる旨をお伝えしてレッカー搬送致しました。
搬送後、見積もり作成のため点検してみると、冷却水漏れによってオーバーヒートに至った様子。
漏れ箇所を特定するために目視確認してみるも、どこから漏れているのか確認が困難場所から漏れている様子。
このお車のエンジンはオイルパンが不織布のカバーで全体をカバーされており、そのため冷却水がたれて来る経路も目視しにくい状態です。
仕方ないので内視鏡カメラで怪しそうな箇所を探っていると、インテークマニホールド下のエンジンフロント側辺りから漏れていました。
パーツリストのイラストからその辺りに付いているホース・パイプを特定してみると、イラストの4番の部品が当該箇所のようです。
シリンダーヘッドフロント~サブタンクを繋いでいる樹脂製のパイプで、エンジン側で折れている事が予想されました。
サブタンク側を外して引っ張ってみると、やはり折れていたようで相手不在の状態で抜けて来ました。
早速新しい部品を取り寄せ盆明けから作業にかかりましたが、届いた新品部品と旧部品を見比べても材質的な変更等は特になさそうです。
部品番号は変更になっており、旧部品の半額程の価格になっています。
ただ突っ込みたいのは、値段安くなったし折れても仕方ないよね?って感じてしまい、そうじゃないだろう?と。
そもそも熱がこもりやすいインテークマニホールド下部に装着される冷却水パイプで、途中を支えるようなブラケットやクリップもなく全て樹脂製のパイプって、振動でそのうち折れるのは目に見えるってもんです。
価格が上がろうが材質を見直すなり、どこかで支える部品を追加するなり対策をしないと何年かしたらまた折れると思います。
BMWに限らず他の欧州車でもあるようですが、何故そこにその材質の部品を使う?って疑問に感じる事がたまにあります。
そのような疑問を感じる箇所って得てしてトラブルの原因になったりします。
ディラーでもない一車屋がぼやいたところで何もならんのですが、こういう箇所は確実な対策部品を出して欲しいものですね。

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