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スタッフブログ

BMWのヘッドライト結露修理について

BMW専門店スパークオートの津村です。
この冬は暖かかったり極端に冷え込んだりが多いからなのか、ヘッドライトの曇りや結露の修理依頼が増えています。
そもそもヘッドライトは密閉されているわけではなく、内圧や湿気を逃すための穴が2箇所ほどあります。
そのため条件が揃えば曇ったりはすることはあります。
メーカーの基準でもAの横並び3つのような曇は問題ないとされています。
Bの横並び3つについてはヘッドライトを交換して下さいとなっています。
修理の依頼があるパターンはBが大半を占めていますが、ヘッドライトの結露と云うのは実際の所、湿気の侵入経路を特定することが困難なため色々なやり方を試す事になります。
これで確実に治るという方法はなく、先に書いたように密閉はされていない物なので本来はある程度の湿気であれば結露する程までは行かないはずなのです。
ですがBMWに限らず輸入車には多かれ少なかれこのような症状が出やすいようです。
日本の湿度の高さに対応していない事も考えられはしますが、安易にヘッドライトを交換できるほどヘッドライトが安くないのも困りものです。
侵入経路に関しては考えられる経路が多岐に渡り、それら全てを対策なり部品を交換するなりしても治らない事もあります。
だったら密閉してしまえばとか思われるかも知れませんが、侵入経路が明確でないので密閉すると逆に酷くなる事も考えられます。
なので治る事もあれば治らない事もあるとしか言えないのが苦しいところではあります。

発生頻度で言えば圧倒的に左側なのですが、これはBMWはラジエターの左側がアッパー側になるので高熱になりやすく、雨等で濡れると蒸気になりやすい事もあるかと思います。
何らかの方法でヘッドライト周りを隔離出来れば確実なのでしょうが車の構造的に難しいですね。
最終手段としては状態のいい中古と交換する手もありますが、これもその中古部品が絶対大丈夫とは限らないので運任せな所があります。
そんな感じでヘッドライトの結露の修理のご依頼の際は、この辺りのお話を頭に留めておいていただけると良いかも知れません。

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