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スタッフブログ

兵庫県T様 BMW F31 320d エンジン圧縮漏れ修理(その一)

BMW専門店スパークオートの津村です。
兵庫県T様のお車、BMW  F31 320dが室内燃料臭いとの事でご入庫。
確認してみると、エンジン始動直後から室内に軽油の匂いがしてきます。
エンジンは特に調子悪いでもなく、外観では燃料漏れもなさそうです。
そこでエンジン上部のエンジンカバーと遮音スポンジを外してみると、シュッシュッシュッと機関車のような音がします。
よく見てみると、1番インジェクターの穴から圧縮が漏れている様子です。
インジェクターを外そうとすると1番が固着したようになかなか抜けず、外れはしたのですが全体的に真っ黒になっています。
圧縮漏れで燃焼ガスによってシリンダーヘッドカバーも熱でやられており、オイルも一緒に吹き出していたせいで他のインジェクターの穴にもオイルが侵入していました。
裏から見ると熱で溶けているのがよくわかります。
このため1番インジェクターとシリンダーヘッドカバーを交換する事に。
シリンダーヘッド側も1番のインジェクター穴周辺はオイルでベッタリな状態でした。

シリンダーヘッドカバー新品が届きました。
インジェクターも新品が届きました。
後は組んで行くだけと言いたいところですが、他のインジェクターの清掃やシリンダーヘッドカバー取り外しに伴いインテークプレナム(マニホールド)も取り外した都合上、大量の煤が付着していたためそのまま組むと煤の塊の脱落等でエンジン不調を起こす可能性も予見されたため、そちらの清掃等も実施してからの組み上げとなります。

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