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スタッフブログ

大阪府Y様 BMW E89 Z4 冷却水漏れ及び電動ハードトップ修理

BMW専門店スパークオートの津村です。
本日は大阪府Y様のお車、BMW E89 Z4の修理です。
こちらのお車ですが、今年の2月頃にラジエターの漏れでラジエターを交換させていただいたのですが、またラジエターから漏れているとのご指摘。
じゃばじゃば漏れているとの事でしたので入庫後加圧テストを行ってみたところ、全く漏れている気配もありません。
変だな?と思いサブタンクのキャップを締めてエンジンを始動してみると、サブタンクからオーバーフローした時に冷却水が抜ける場所から漏れ出ています。
これ自体はオーバーヒート等で過度な圧力になった時であれば普通の事なのですが、オーバーヒートもしていないアイドリング状態でこれは異常です。
となるとサブタンクのキャップが怪しいと云う事で外して目視で見てみると、最初外した時に妙に茶色く汚いなと思っていたのですがオイルが付着している様子。
更によく観察してみると・・・
キャップ上部のシールリングが千切れて変な事になっています。
これでは圧力保持が出来ないですし、冷却水も漏れますね。
千切れているシールリングの様子から元のサイズ以上に長くなっている様子です。
おそらく冷却水にオイルが回っている事でゴムがブヨブヨになってしまった事によって発生したトラブルみたいです。
問題は何処からオイルが侵入しているかですが、考えられるのはオイルクーラーやシリンダーヘッドガスケット辺りでしょうか?
現状明らかにここって場所が特定も出来ず、しらみつぶしに部品交換も出来ず、冷却水系統を洗浄して新しく冷却水を入れ直したところで原因を取り除かない事には無駄でもあります。
完全に修理するには高額になると思われますし、かと言って現状のままでは冷却水系統のトラブルが発生しやすい状態なので困りものです。
サブタンク内もオイルが付着、冷却水レベルを見る浮きの棒も変色して劣化しています。
キャップ交換で漏れは止まったものの、距離も14万キロ超えなので乗り換えを考慮されるのもいいのかも知れません。
続いては電動ハードトップの修理です。
リアルーフシェルが途中まで空いて動かなくなる症状で、診断をかけると左のマイクロスイッチが引っかかっています。
マイクロスイッチのコネクターを外して単体で導通点検をしてみたところ、スイッチを押しても離しても抵抗値に変化がありません。
マイクロスイッチの不良なので交換致しました。
同時に周辺配線がよく切れるらしいので一応点検。
切れてはいないものの、被膜が切れて中の線が見えている箇所があったので補修致しました。
交換後は問題なく動作しており、エラーを消去して完了となりました。

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