大阪府T様 BMW F55 MINIクーパーS エアコン効き不良
BMW 東大阪市BMW F55運転席エアコン効かないミキシングフラップ損傷
BMW専門店スパークオートの津村です。
大阪府T様のお車、BMW F55 MINIクーパーSのエアコンの効きが悪いとの事で診てほしいとご依頼がありました。
症状は助手席は冷たい風が出ているが、運転席は暖かい風しか出ないとの事。
このような症状が出ている場合、BMWのエアコンの構造上、エアコンガスの不足でも起こるのでそちらも考えられましたが、今回は状況が違う様子。
とりあえずテスターにて診断をかけてみました。
すると、右のミキシングフラップに異常がある様子。
ミキシングフラップと云うのは、冷たい風と暖かい風の混合量を制御しているドアになります。
とりあえず左右の吹き出し口の温度を測定してみる事に。
左側は12.2度
凄く冷えているわけでもありませんが、ちゃんと冷えているレベルです。
対して右側は42.8度とヒーターの温度ですね。
ミキシングフラップがフルホット側で引っかかっていると思われます。
この場合、フラップ自体が壊れていなければ特殊な細工で修理が可能な事もあります。
なのでフラップの動きを直に確認します。
これが右のミキシングフラップを動かしているアクチュエーターになります。
アクチュエーターを外して駆動軸を直接動かしてみると、360度ぐりんぐりん回ります。
軸が折れています。
一番最悪なパターンです。
エアコンユニットを交換しないと治りません。
約30万コース決定です。
とは言っても、修理するには費用も日程も必要になるので、本日は応急的に何とかエアコンが効くように処置致しました。
完全にフルコールドの位置までは動かせないので温度はこんな感じ。
それでも効かないよりはマシですね。
応急なのでミキシングフラップは動かせないので、当然温度調節ダイアルを回しても温度は変わりません。
修理しないと今度は冬にヒーターが効かない未来が待っています。
早めの修理をお伝えしてお車をお返し致しました。
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