BMWグループ 米国での販売は「3シリーズ」が好調

BMWオブノースアメリカは9月の米国新車販売で、

BMWとMINIの両ブランドで合計2万3,112台を販売したことを明らかにしました。

この数字は、前年同月比で20.5％増になり、2か月ぶりに前年実績を上回ったことになります。

米国では、BMWブランドとして前年同月比21％増の1万8,228台を販売。

内訳として、乗用車系が12％増の1万3,892台、

ライトトラック系（SAV＝スポーツ・アクティビティ・ビークル）が64％増の4336台でした。

その中でも、乗用車系では、米国における主力車種である『3シリーズ』が前年同月比37.1％増の

8,945台と2か月ぶりに増加したのをはじめ、『7シリーズ』も6％増の783台。

ただ、新型を投入した『5シリーズ』は、前年同月比0.1％減の2,859台と2か月連続のマイナスに落ち込み、

『1シリーズ』も23.5％減の1,155台、『Z4』も69.2％減の100台にとどまりました。

一方で、SAVでは、マイナーチェンジした『X5』が前年同月比160.7％増の3,632台と好調ぶりを発揮し

、『X6』も122.3％増の558台と人気を集めました。しかし、モデル末期の『X3』は85.4％減の146台。

結果として、BMWグループの2010年1?9月米国新車販売は

前年同期比7.2％増の19万2,052台。9月だけを見ると2ヶ月ぶりの増加と、

BMWの米国市場は持ち直したかに見えますが、他のメーカーとの販売競争は激化しているので、

今後、年末に向けてさらにいっそう米国市場では販売に力が入りそうです。