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スタッフブログ

大阪府K様 BMW F25 X3車検整備(後)

BMW専門店スパークオートの津村です。
先日の続きです。
車検整備なので定期交換部品としてブレーキフルードが入って来るのですが、時々交換を渋られるユーザー様がいらっしゃいます。
何故2年に一度交換が必要になるのか?ブレーキフルードについては何度か書いた事がありますが、ブレーキフルードと言うのは世間ではブレーキオイルと言われる事も多いのですがフルードと記載しているようにブレーキ液と云う表現が正しく、オイルではありません。
性質として吸湿性が高いので、空気中の水分を吸収して行きます。
それにより液の沸点が下がってベーパーロック現象を起こしやすくなったり、ブレーキの油圧系統内部を錆びさせてしまったり、ゴム部品の劣化を早めてしまう恐れがあります。
このような理由でブレーキフルードの適切な定期交換が必要となるわけです。
中古車で購入されたお車の場合、前ユーザー様が適切に管理していなかった事でブレーキフルードがひどい状態のお車も稀ではありますが存在します。
今回もそのような感じだったようで、ブレーキフルードは澱んだ色になっていました。
このような状態の場合、ストレーナーを外してリザーバータンク内のブレーキフルードを可能な限り抜き取るのですが、リザーバータンク内部の汚れが酷すぎる場合はタンクの交換をオススメする事もあります。
外したストレーナーを見れば、いかにブレーキフルードが汚い状態だったかおわかりいただけるかと思います。
ストレーナーを綺麗に清掃、ブレーキフルードを新しいものに完全に入れ替える事で綺麗になりました。
そしてもう一点、ターボチャージャーのオイル戻り側の配管が漏れており、オイルでベトベトな状態になっていました。
新品部品と交換し漏れも治まりました。

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